急速な高齢化の進展状況

高齢化社会という言葉が頻繁に使用されるようになって、もはや久しい状況にありますが、日本における、65歳以上の高齢者と呼ばれる方の人口割合は、今もなお上昇し続けており、社会の高齢化は急速に進展しています。
1950年には総人口の5%にも満たない割合でしたが、1970年には7%を突破して高齢化社会と呼ばれる状況に、さらに1994年には14%を超え、正確には高齢社会と呼ばれる、さらに一歩進んだ段階へと踏み込んでいます。

また、今後団塊の世代が65歳以上の高齢者となってきますから、そうした時期を経ると、さらに社会の高齢化は深刻となることが予想されています。
高齢化の一方で、少子化の進行もあり、それがさらに高齢化率を高めることにつながっているため、2020年には27.8%程度にも達する見込みといわれており、実に国民の約3.6人に1人が65歳以上の高齢者となる、超高齢社会ともいえる状況へと進んでいくと考えられているのです。

また、高齢者人口のうちでも、75歳以上の後期高齢者とされる方の割合が、今後さらに増加を続けていくと見込まれており、多くの方の第二の生活のサポート、介護ケアなどが、長期にわたって、また幅広いかたちで必要となることは間違いないといえます。

以前に比べると、社会における介護システムや有料老人ホーム・高齢者住宅などの施設整備は進んできましたが、まだまだ十分な状態とはいえません。
数としては、圧倒的に不足しているといえるでしょう。
くわえてより深刻な状況にあるのは、そうした施設を支えるスタッフや専門知識を備えた職員の不足です。

その不足のために、必要なサポートサービスが提供できない有料老人ホームも多くあります。
絶対数の不足に加え、スキルの高い人材が少ないことも大きな問題でしょう。
それぞれに適切なケアを施していくことで、安全なできる範囲の自立した生活を、心豊かに暮らせる毎日を、それぞれの方のケースに臨機応変に対応して実現していくことは、十分な経験と知識が必要となることです。
肉体的にも、精神的にも、とても大変な仕事ではありますが、人が人を救うやりがいのあるものであるとともに、現代およびこれからの未来において、強く必要とされているものであることは間違いありません。
幅広い人の力が必要とされています。


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